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受賞者 |
受賞理由 |
作家賞 |
潮田登久子
(うしおだ とくこ)
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実直な眼差しと並外れた集中力と持続力、そして探究心の深さを、美しいプリントによって今の時代に蘇えらせた三部作『先生のアトリエ』『みすず書房旧社屋』『本の景色』は、長い時間をかけて撮影をされた力作であり、写真との向き合い方の真髄を教える。 |
新人賞 |
奥山淳志
(おくやま あつし) |
写真集・写真展「弁造
Benzo」は、北海道の原野にひとり暮らす開拓農民弁造さんの控えめで濃密な日常空間をめくりながら、写真表現の新たな地平を開いた。その確かな手応えを感じさせる作品に対して |
佐藤岳彦
(さとう たけひこ) |
圧倒的な画質力、クオリティの高さによる高精細かつ美しい作品群は、従来の野生生物写真の既成概念を打ち破る。新しい野生生物写真家のスタイルを歩むその活動に対して |
国際賞 |
サンドラ・フィリップス |
サンフランシスコ近代美術館写真部門のキュレーターとして、長年に渡り「日本写真」の収集・研究・展示を継続的に行い、世界の写真史の中に日本の写真家を位置付け、広く紹介してきた活動に対して
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功労賞 |
斎藤寿雄
(さいとう としお) |
長年に渡り銀塩モノクロームプリントを中心に、数多くの写真家のプリントを手掛け作家の個性を最大限に引き出し、プリンターとして写真家の足元を支えて続けてきた計り知れない功績に対して |
ニコンサロン |
50周年を迎えたニコンサロンは、これまで4000回にも及ぶ展示を重ね、その「写真文化活動」は日本の写真家の育成に大きく貢献し、裾野を広げてきた。日本写真の形成の重要な一翼を担ってきた稀有な活動に対して |
学芸賞 |
竹葉
丈
(たけば じょう) |
名古屋市美術館学芸員として、地元・名古屋の「芸術写真」や「新興写真」の掘り起こしを継続的に行い、2017年の「異郷のモダニズム−満洲写真全史」展では、知られざる満洲写真のフロンティアを開拓した。日本写真史の充実に貢献をした活動に対して
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