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受賞者 |
受賞理由 |
作家賞 |
北井 一夫 |
1960年代から、独自の視点と写真美に支えられた手法で成田空港反対闘争や農村と都市の日常を捉え、それらの作品を東京都写真美術館「いつか見た風景」展で結実させた。その長年の写真制作活動に対して |
本橋 成一 |
『屠場<とば>』や新装改訂された『上野駅の幕間』など、国内外で時間をかけて一つのテーマに取り組み、被写体と真摯に向き合って社会の一側面を照らし出す作品を制作し続けてきた。その作家活動に対して |
新人賞 |
西野 壮平 |
無数の小さなプリントを貼り合わせた世界主要都市の俯瞰図「Diorama Map」は、抽象と不思議なリアリティーが混合された独特な世界を表出させた。写真表現の新たな可能性を切り開く、その作品制作活動に対して |
由良 環 |
比較都市論の視点から世界10都市を定点観測した写真集・写真展「TOPOPHILIA」は、撮影日の時間帯の推移だけでなく都市の歴史まで想起させ、更に世界認識のあり方をも問いかける。その労作に対して |
学芸賞 |
上野 修 |
幅広く柔軟な視点とゆるぎない知識、美意識に基づき、長年にわたり地道な写真評論を展開し、『写真 批評 集成』に集大成した。その包括的かつ正統な写真評論活動に対して
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功労賞 |
茶谷 茂 |
プロ用感光材料や写真機材の商品開発、普及活動に従事するとともに、多くのプロ写真家への情報提供やアマチュアに対する撮影技術指導、東京写真月間の運営、ネーチャー・フォトの振興など様々な活動を通して、写真文化の底辺を拡大することに大いに寄与した功績に対して |
山田 實 |
戦後沖縄写真界の指導的な存在として庶民の日常生活を捉えた作品を制作する傍ら、復帰以前から日本人写真家の沖縄での作品制作を影で支えた。沖縄を基盤とし、日本の写真文化に独自の軌跡を刻んだ、その永年の写真活動に対して
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