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受賞者 |
受賞理由 |
功労賞 |
多田 亜生 |
1960年代から近作『日本の自画像』に至るまで、長年にわたり国内外の数多くの優れた写真集の編集と写真展の企画に携わり、写真文化に多大な貢献をした功績に対して
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故・平木 収 |
1980年から写真評論活動を展開し写真雑誌で執筆活動を行なう一方、日本初の写真部門をもつ公立美術館・川崎市市民ミュージアム学芸員として先駆的な写真展を企画制作するなど30年の多岐にわたる功績によって |
森山 眞弓 |
1955年のニューヨーク日本カメラ・センター設立から今日に至るまで、長年にわたり日本のカメラ産業の発展と写真文化の振興に寄与した功績に対して |
作家賞 |
大山 行男 |
一貫して日本の象徴である富士山を被写体とし、神聖な気高さを感じさせる高い芸術的表現を成し遂げた成果と、真摯な制作姿勢に対して |
北島 敬三 |
「北島敬三 1975-1991」「THE JOY OF PORTRAITS」などにおけるスナップショット群やポートレート、都市風景シリーズで示された、写真の新たな記録性に対して
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立木 義浩 |
長年にわたり広告や雑誌で目覚しい仕事を発表するとともに、近年は「風の写心気」のスナップで気を吐く。さらに若い世代に写真を語るなど、その幅広い活躍に対して
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学芸賞 |
石黒 敬章 |
父・石黒敬七のコレクションをもとに幕末明治に活躍した146人のポートレートを集大成した労作『幕末明治の肖像写真』をはじめとした、古写真研究の成果に対して
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金子 隆一 |
自身の膨大な写真集コレクションから貴重な写真集を紹介した『日本写真集史 1956−1986』の発行をはじめとする、写真史に対する誠実で精微な検証と啓蒙に対して |
新人賞 |
笹岡 啓子 |
「広島」の現在を鋭く凝視しその公園化・形骸化を警告する意欲作『PARK CITY』。風景を見ることの困難を引き受け、地道に対象と向き合う制作姿勢は若い世代の中でも傑出しており、新人賞にふさわしい
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藤岡 亜弥 |
日常の風景や家族のスナップの中に既存の枠では捉えられない文学性を感じさせた写真集『私は眠らない』で見せた、新しい写真芸術の可能性に対して
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