国際展「アジアの写真家たち・2018」は、近年発展めざましいスリランカ民主社会主義共和国を取りあげます。
スリランカは1948年に独立した当初の国名はセイロンでしたが、1972年にスリランカに変更しました。スリランカは周囲をインド洋に囲まれ、面積は北海道の80%、人口2100万人の農業中心の仏教徒が多数を占める国家です。スリランカの語源は「光り輝く島」という意味で、紺碧に広がる海、緑豊かな自然の景観は「インド洋の真珠」と呼ばれ、8か所の世界遺産を有する同国は観光の面で外国人から大変な人気です。同国は26年間の内戦を経て、2009年内戦終了後は産業育成策によって毎年年率4%以上の安定した経済成長率を続けています。貿易の面でも日本はスリランカに取って紅茶、魚介類や衣類など重要な貿易相手国です。文化面では古くから伝わる伝統芸術が盛んで、写真の分野でも歴史あるスリランカ写真家協会を中心に写真文化の普及、発展に努めています。今回はスリランカの15名の写真家による同国の風物、伝統文化、人々の暮らしぶりの写真を4か所のギャラリーで展示します。
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