「アジアの写真家たちベトナム」では２１人の写真家による現代のベトナムの活気と人々の暮らしぶりを紹介します。　「ハノイ・エモーション」（コニカミノルタプラザ）はベトナムの若手写真家ホアイ・リーンの写真展で、ベトナムの首都ハノイに暮らす人間模様を様々な角度から捉えた写真の数々を紹介します。「イメージ＆シャドウ（ベトナム中部の風）」（キヤノンギャラリー銀座）はベトナム中部のリゾート都市ニャチャンで活躍するド・ジーエン・カーンが都市郊外ののどかな田園地帯に織り成す人々の営みを捉えています。「輝くまなざし」（オリンパスギャラリー）はホーチミン市の写真家バ・ハーンの子供をテーマにした写真展です。ベトナムの子供が家の仕事をよく手伝い、無邪気で屈託のない様子を垣間見られれば幸いです。「古都フエの情景　フエの写真家たち」（ポートレート・ギャラリー）では世界遺産都市フエに拠点にして活躍する写真家たちを紹介します。風光明媚なベトナムの自然と古くからの伝統文化や祭、歴史的建造物など、ベトナムの新しい魅力と感動を与えるものと思います。“かもめ”はホーチミンを中心に活躍する女性写真家のグループで、ベトナムの各都市で巡回写真展を行なっているほか、2年に1度写真集を発刊しております。「かもめ女性写真家グループ展」（アイデムフォトギャラリー・シリウス）では、女性の感性が溢れている作品展を開催いたします。
長い戦争に翻弄され、その後遺症などの戦争の傷跡も残っているもの、ベトナムの人々は様々な困難を乗り越え、平和な暮らしに戻っており、太平洋戦争の敗戦によって国土の荒廃を克服した我々日本人とベトナムの人々とは共感できるものが多いと信じます。今回の写真展は両国の更なる親善に貢献することを願っています。